木曜日
まいど、開発部のジョドーです。
今回は、私が開発にたずさわった商品でやっちゃった「ひそかな楽しみ」についてお話しましょう。「ひそかな楽しみ」って言うくらいですから、あまり公になってません。社内の工作教室に参加してくれたお友達や、私が講師をした工作教室に参加された事がある方だけにはお話しした内容です。
その「ひそかな楽しみ」を実行した商品は、「P!MOT」と「Let’sピアノ」です。元々「P!MOT」の前には「WAOⅢ」という商品があり、「Let’sピアノ」の前にも別のピアノが存在していました。「WAOⅢ」のホイルは真ん丸な円盤みたいだし、昔のピアノスピーカを取り付けるところの穴もただ丸い穴が規則正しく並んでいるだけで、なんとなくつまんないな~と感じていました。
そこで思いついたのが、画像の様な形です。「P!MOT」のホイルと「Let’sピアノ」のスピーカを取り付けるところの画像ですね。

【P!MOTのホイル】

【Let’sピアノのスピーカを取り付けるところ】
なんだか同じような形をしているのがわかると思いますが、コレが何かわかりますか?カンの鋭い人はピンと来てるかもしれませんね。
実は、これらの形は「梅の花」をモチーフにしているのです。「何で梅の花?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、少しだけ説明すると、我々ELEKITは福岡県の太宰府市に会社があります。学問の神様で有名な太宰府天満宮は梅が有名ですし、福岡県の県花は「梅」なんですよ。だから、「福岡の太宰府にある会社なんだぞっ!」ってことを密やかにアピールしようと思って画像の様な形にしてみたんですよ。
購入された方で気が付いてた方っているのかな~。ELEKITの社員でさえ、工作教室なんかで私が説明しているのを聞いて「そうだったんだ~!!」って言うくらいですからね~。説明されないとわからないですよね。
でも、「ちょっと目立たないけど、密かに主張しているんだぞ」という感じにしたくて、説明書とかでもあえて触れないようにしました。ほんとに誰も気が付かないかもしれないですが(笑)、それでも何か楽しいと思いませんか?これが私の「ひそかな楽しみ」でした。
「こんなアイデアがあるよ」とか、「こんな事したおもしろいんじゃない?」みたいなアイデアがあれば、どしどしお寄せください。採用できるかどうかのお約束はできませんが、もしかすると採用されたりして・・・(笑)。
商品の中にそんなところを見つけるときっと嬉しくなるでしょうね。そうなると「ELEKITと、特定のお客様だけのひそかな楽しみ」になって「ムフフ」って感じで楽しそうですよね。
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木曜日
開発部のフヂです。
皆さんも経験があるのではないかと思いますが、何年も使っているテレビやビデオのリモコンの調子が悪く、あまり使わないようなボタンは調子いいのに、チャンネルや音量のボタンに限って力いっぱい押さないと届かない・・・もちろん電池は替えてみたけど同じ・・・ リモコンをバラしてみたら、ボタンの内側のカーボン接点のコーティングが摩耗していました。ならば、そこにアルミテープでも貼り付ければ復活するじゃん!

ところが貼り付ける接点面がワッフル状態のボタンもあり、しかもリモコンのボタンはシリコンゴム製なので、普通の接着剤では全くくっつきません。 ごそごそと引出しを物色していたら、しばらく前に買っていた「超多用途 xxダイン スーパーx」を発見、成分を見たら「アクリル変成シリコン樹脂」。ならばシリコンゴムにも着くはずと試してみたら、接着成功、リモコンの具合も超快調になりました!
皆さんもボタン不調のリモコンがあったらダメもとでお試しあれ!
上記のアクリル変成シリコン系接着剤はかなり用途が広いようです。固まってもゴムのような弾性があるので衝撃にも強いでしょうし、多少の変形もできます。でも、とにかく短時間で接着して欲しいとき(たいていはそうですよね)やカチンコチンに固まって欲しい用途には向きません。工作好きの方は色々な接着剤を使い分ける必要がありますよね。接着剤には大きく分けて、溶剤(シンナー)や水分が蒸発して「乾いて固まる」ものと、「化学反応で固まる」ものと、熱で樹脂を溶かして「冷えて固まる」ものの3つのタイプがあります。
「乾いて固まる」タイプは接着剤の成分が空気中に蒸発するので、乾くと体積が減ります。なので「盛る」とか「形を作る」のには向きません。それから、含まれている溶剤が材料を溶かすことがあり、発泡スチロールなどは接着剤を塗ったそばから縮んでしまうことがあるのでスチロールを溶かさない成分でできた「発泡スチロール用」を使いましょう。のりや木工ボンドではしわしわになってしまう薄い紙の接着にもいいですよ。変わりダネで「アクリル用接着剤」というのがあります。これは接着剤というより成分は溶剤だけで、材料の表面を溶かしてくっつけるもので、面を合わせたところに注射針で1~2滴注入します。液がついたところはアクリルが溶けるのですが、とても揮発性が強くあっという間に乾くので、本当に表面だけしか溶けません。溶けた瞬間に接着箇所を押さえつけると二つのアクリルが一体になるので、相当強力に接着します。ABS、スチロール、硬質塩ビ、ポリカーボネートなども溶かすようなので、これらの材料同士の接着にはなかなか使えます。

「化学反応で固まる」タイプは、固まっても体積が減りません。代表格は、A剤とB剤を混ぜると固まるエポキシ系接着剤は盛ったり、造形したりするのにも向きます。意外と知られていないですが、瞬間接着剤(シアノアクリレート系)や前述のアクリル変成シリコン系接着剤もこのタイプで、材料表面や空気中のわずかな水分と反応して固まります。逆に水分がほとんどない砂漠地帯では固まらないそうです。これらは硬化剤を混ぜ込むわけではないので、大量に付けると水分と触れた表面だけが膜状に固まり、あとは閉じこめられてしまうのでなかなか固まりません。多くの方が失敗経験あるはず! 瞬間接着剤はほんのちびっとしかつけないのが鉄則です。でも、瞬間接着剤用バインダー(硬化促進剤)というものがあります。水分よりも格段に強力に固める力があるので、1秒でも早く固定したいときや、ゼリー状瞬間接着剤を少し盛りたい場合などに威力を発揮します。ただし、かなり変な臭いなので換気しながら使わないと気分が悪くなりそうです。瞬間接着剤のなかには、バインダーとの組み合わせにより、他の接着剤ではつかないポリプロピレン、ポリアセタール(プラ歯車はたいていこれ)などが接着できるものもあります。
熱で溶かして「冷めて固まる」タイプはホットボンド、ホットグルーなどと呼ばれるもので、ポリエチレンのスティックをピストル形のヒーターを使って溶かして使うものです。かなり広範囲の材料に使えますが、当然ながら温度が高くなるところでは外れてしまうので使えません。また、相手が金属面だと押しつけた瞬間に冷めて、面になじむ前に固まってしまうのでうまくつきません。相手の材料もヘアドライヤーなどで良く暖めておくことがコツです。
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