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子どもの目線ということ

2008年9月21日(日)16:39:07井口 秀実 コメント »

映画評論家の西村雄一郎さんが『没後10年「黒澤チルドレン」』をモチーフとした連載をしている。
その第4回。黒澤明監督がジョージ・ルーカスに『「君の「スター・ウォーズ」は音楽が多い。』と意見したところ、ルーカスは「子どもの映画だから、分かりやすいように音楽をたくさん入れた。」と反論した。すると黒澤は、「それは子どもを侮辱している。子どもはそんなことをしなくたって、ちゃんと分かっているんだ。」と詰め寄り、ルーカスが「スミマセン」と謝って決着がついたという。 黒澤監督に纏わる、これに似た逸話は以前にも黒澤和子さんの回想で読んだ覚えがある。

これはなかなか示唆に富むエピソードだ。我々はどうしても、子どもにも分かりやすいように「漢字には出来るだけルビを振ってあげないと・・・。」とか「出来るだけ簡単に出来上がるように・・・。」とか思いがちであることは否めない。結果として、出来上がった商品が子どもが持っている潜在能力を十分に引き出すことの出来ないものに仕上がっていることはあるかも知れない。

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雨上がり。太宰府図書館裏の公園で元気に遊ぶ子ども達。

確かに、我々自身を振り返っても、「今更・・・。」とか、「そのトシではもう無理では?」とか、やりもしないのに匙を投げてしまっていることも多そうだ。子どもの目線で考えろとはよく言われるこことだが、チャレンジする意欲をいつまでも失わなければ、子どものちょっと背伸びしてみたい気持ちが分かれば、彼らの心に少しでも近づくことが出来るのではあるまいか。

「黒澤チルドレン」の連載はまだまだ続くようなので、次の号が楽しみだ。

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プロフィール

井口社長

井口 秀実(いぐち ひでみ)
Don Iguchi


1947年、東京都(豊島区池袋)生まれ。
血液型 O型

1970年、一橋大学経済学部卒、三菱商事株式会社入社。

海外事業計画作り、米国コングロマリット企業との合弁会社経営スタッフ業務を経て、 研究開発斡旋・技術移転・ベンチャー投資などに一貫して従事、文系の技術部長(本人苦笑)。

米国ベンチャーへの三菱商事投資第一号・第二号案件を推進、また民営化後初のNTT海外合弁 事業を立案、その立ち上げに中心的な役割を果たした。台北時代は支店の現地法人化を実現、 その経営を担当。

「一見華やかに見える総合商社のメインストリームの部門ではなかったが、時代の先を行く面白い 経験を沢山させて貰った。」

"Japan as No.1"の時代にニューヨーク駐在、”失われた10年”の時代に台北駐在。

ニューヨーク駐在の頃、現地校に通う三人の子供を見て、色々なことを経験させる米国教育の 良さを実感。また、学校・コミュニティーとの付き合いを女房任せにしていたことを猛省。 (米国では全50州のうち40州を訪問。未だグランドスラムを目指す。)

台北駐在時には何度も台湾人のバイタリティーに元気付けられ、以来”新新新台湾人”を自称。

2002年、大学ボート部の悪友に「騙されて」、株式会社イーケイジャパン社長に就任。
2011年9月、取締役会長に就任。東京をベースに新たな悪だくみの仕掛け作りに着手。(笑)
テクノロジー、サイエンス、アートをテーマとした新商品群・事業の構築に挑戦中。

趣味:観劇、音楽・映画鑑賞、旅行、絵画鑑賞、読書、ゴルフ(3年間休業状態!) 趣味というよりも、「好奇心旺盛」。

「悪戦苦闘の毎日だが、こんな素晴らしい事業に携わる機会に恵まれたことに感謝!」
「休暇がとれたら世界遺産を見て周りたい...」
「リタイヤしたらマンハッタンに住みたい...」

三菱商事課長時代は、「”部長より怖い”と言われていたらしい。」
「最近はめっきり温厚になった。」


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