次のことを確認してください。
・塩水の量は少なすぎ、または多すぎていませんか?
塩水は3滴くらい(不織布がまんべんなく湿る程度)が調度よい量です。
不織布が乾いているときは塩水が不足しています。
塩水が不織布からしみ出て、黒色電極やマグネシウムシートとモーターの端子が接触する部分まで濡れているような状態は、塩水の量が多すぎです。
塩水の量が多すぎると、+と-の電極がショートした状態となり発電することができなくなります。
・マグネシウムシートやモーターの電極に、白っぽい「サビ」がついていませんか?
また、マグネシウムシートが黒くなっていませんか?
白っぽい「サビ」がついた状態では、その「サビ」により電気の流れが邪魔をされてしまいます。
そのため、うまく発電できなかったり、モーターに電気が流れなくなってしまいます。
マグネシウムシートが黒っぽくなっていると、同じように発電のじゃまになります。
※この白いサビや黒っぽくなる現象は、発電するときに起きた化学変化で発生するものです。
説明書の「使いかた」ページに記載している方法に従って、マイナスドライバー等で「サビ」や黒っぽくなっている部分を取り除いてください。黒っぽくなったマグネシウムシートは、全体に黒っぽい部分が残らず、金属色になるまで削ってください。
一見、サビがついていなかったり、黒っぽくなっていないように見えても、表面に薄くついている場合がありますので、動かす前に「サビ」取りを行なってください。
・本体側のモーター電極が、燃料電池にちゃんと接触していますか?
燃料電池の出し入れを繰り返していると、本体側のモーターにつながっている電極が変形し、燃料電池にうまく接触しなくなることがあります。
燃料電池に接触していないと電気が流れませんので、モーターも動かなくなります。
モーターの電極がきちんと接触するように、電極を少し曲げてみるとよいでしょう。
※一見、きちんと接触していても、実際はうまく当たっていないことがあります。ほんの少しでも電極と燃料電池の間にすき間があると電気は流れません。うまく動かない時には、電極を少し曲げて見ることもお試しください。