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TU-870、TU-870Rの出力は2W+2Wと通常のオーディオアンプに比べてかなり小さいので、充分な音量が得られないのでは?

たしかに、半導体アンプで2W+2Wというと、聴感的にもパワー不足を感じがちです。

半導体アンプは、歪成分がおもに奇数次高調波なので歪み始めるといきなり「音が割れる」という感じになります。

これに対して真空管の場合はおもに偶数次高調波で、これはもともと楽器の音にも豊富に含まれる「倍音」の成分なので不快感がありません(むしろ豊かな音に感じられることが多い)。

このため、真空管アンプでは不快感を感じる歪を発生する音量ポイントは、半導体アンプよりもかなり高いため、スペックを大幅に超える聴感が得られます。

もちろん使用するスピーカーにもよりますが、よほど小さなスピーカーでない限り、ご家庭で通常使われるには不足は感じられないでしょう。

※当社真空管アンプにマッチするよう独自開発したウッドコーンスピーカーキットを好評発売中です。
是非組み合わせてご利用下さい。

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