まず最初に、燃料電池がうまく発電しているかチェックしましょう。
チェック方法は下記をご参照ください。
燃料電池がOKなら、次の点をチェックします。
1)燃料電池をセットしても、タイヤ(モーター)がピクリとも動かない場合。
燃料電池とモーターや黄色いコードのコネクター(金具)が、燃料電池にうまくくっついていない場合があります。
説明書20ページを見て、ライダー部分をはずします。すると、コネクターが4つ表れます。
あらわれたコネクターを丸くなっている方に少し曲げ、燃料電池を差し込んだときにピッタリとくっつくようにします。
ただし、曲げすぎてしまうと燃料電池が差し込めなくなりますので、曲げすぎに注意してください。
この4つのコネクターのうち、一つでも燃料電池にくっつかないものがあると、そこで電気が流れなくなりモーターが動きません。
また、説明書13ページでモーターや黄色いワイヤーのコネクターを取り付ける「A11」「A14」の向きが間違っていると、燃料電池を差し込んだ時にコネクターと燃料電池がくっつかなくなります。
向きが間違っているかどうかは、説明書20ページのライダーのはずし方に従ってライダーをはずし、コネクターが付いている方を見た時に、デコボコの面が見えていたらOKです。平らな面が見えている時は向きが逆になっています。
2)モーターが動いている音はするけどタイヤが回らない場合。
または、持ち上げるとタイヤは回るけど、床に置くとタイヤが動かなくなる場合。
ギアのかみ合わせがうまくできていないことが考えられます。説明書9ページ~11ページをもう一度チェックしましよう。
特に、説明書9ページで取り付ける部品【B2】がきちんと最後まで取り付けられていない場合が多いようです。
写真のように最後まで取り付けられておらずすきまがあいていると、ギアが噛み合わなくなったり、力がうまく伝わらなくなったりします。
また、少しでもすきまが空いているともう一方のボディーを取り付けたとき、そのボディーとギアが当たってしまい動かなくなります。
アクアライダーがうまく動かない原因の80%以上がこの部品の取り付けミスによるもののようです。
部品【B2】は取り付けたあとのすきまの有無が分かりにくい場合がありますので、取り付けるときに上から「ギュ~」っと力強く押し込むことが重要です。
上の写真のように、青いギアのピニオンギア(内側の小さいギア)とオレンジのギアの平ギア(外側の大きいギア)がきちんとかみ合って、【B2】がすき間なく取り付けられているかチェックしてください。
3)タイヤが途中で止まってしまう場合
タイヤが回るときに、どこかに引っかかっている可能性があります。
下の写真のように、タイヤにスポンジテープをはるときに少し飛び出していたりすると、タイヤが回転するときにボディーに当ってしまい、うまく動かなくなります。
この他にもボディーと当たっているところがないかチェックしてください。
ボディーの組み立てがうまくできているかどうかチェックする方法に、乾電池で動かして見る方法があります。
乾電池1本と電池ボックスが必要になりますが、電池を下の写真のようにつないでみます。
すると、後ろのタイヤが回り始めますので、手で軽く後ろタイヤを触ってみます。
このとき、タイヤが空回りせず、動こうとしていれば組み立てはOKです。
タイヤが動かなかったり、指で触ったときに空回りする場合は組み立てがうまくできていない可能性が高いので、もう一度組み立てをチェックしてください。